1997年。
この年はファイナルファンタジーⅦをはじめグランツーリスモ、モンスターファーム、電車でGO、テイルズオブデスティニー、ブレスオブファイアⅢなど後年に渡って語り継がれる名作が続々登場した。
当時自分は小学生だったが、この時代に自由にゲームができたのは本当に良かったと思っている。
ゲームをやり過ぎて成績が下がり始めたのもこのころだが、今は結婚してそれなりに幸せにやってるから後悔していない。
そんな名作の中でも個人的に印象深かったのが「サガフロンティア」。
キャラの魅力も去ることながら、奥深いゲーム性に僕はひたすらハマっていたのを覚えている。
なぜ今更サガフロンティアのことを話すのかというと、最近発売されたPSクラシックの20タイトルにこのゲームがラインナップされているからだ。
色々と意見はあるようだが、僕はこのPSクラシックを買おうと思っている。
実はこの記事を書く前に「PSクラシックの20タイトルをちょこちょこ紹介する記事」を書こうとしたのだが、一つひとつ紹介するのはさすがに面倒くさすぎてやめた。
アフィリエイトブログではユーザーを決めて記事を書かなければならないが、「ばーこしブログ」は雑記ブログなんだから僕が何を書いたっていいのだ。
だからこの記事では僕がどれだけサガフロンティア、いやアルカイザーが好きなのかをしっかりと伝えていきたいと思う。
サガフロンティアとは
勉強を全くせずにここまで生きてきた僕が紹介するより、Wikipediaの方が分かりやすく簡潔に説明できるので引用する。
『サガ フロンティア』(SaGa Frontier) はスクウェア(現:スクウェア・エニックス)が1997年(平成9年)7月11日に発売したプレイステーション用ソフトのRPG。2008年(平成20年)11月26日よりゲームアーカイブスで配信されている。
河津秋敏公認の通称は「サガフロ」。サガシリーズとしては7作目。後に本作のタイトルを継いだ『サガ フロンティア2』が発売されたが、世界観やストーリー上のつながりはない。日本国外で発売されたサガシリーズの中では、初めて日本国内と共通のタイトルになった作品である。
ファイナルファンタジーⅦが1月に発売されて、ちょうど熱がおさまった頃に発売されたサガフロンティア。
ゲームボーイやスーパーファミコンでも発売していた「サガシリーズ」の要素も入っているので、割とすんなりプレイできたのも今ではいい思い出。
正直FFⅦより話題性はなかったが、後述する主人公を選べることや色んなパーティが組めるので自由度はかなり高かった。
サガフロンティアは通称「サガフロ」と呼ばれているが、当時の僕はその言葉が何かカッコよく思えていたのでわざと女子の近くに行って大声で友達に
「サガフロどこまで進んだ?」
とイケメンヴォイスで言っていた。
書いてて恥ずかしくなってきたので、ここはもう読み飛ばしてもらっていい。
7人のキャラクターから主人公を選択できる
聖剣伝説3といいライブアライブといい、僕は主人公が選べるRPGが大好きだ。
サガフロンティアも主人公が選べるシステムになっていて、それぞれにストーリーが楽しめるようになっている。
ゲームをはじめるとオシャレな高校の中庭みたいなところに7人のキャラクターがたむろしているので、自分の好きなキャラクターを選ぼう。
ちなみにはじめの画面では中央にブルーがいるため、「実質こいつが主人公なんじゃね?」と思う人も多いだろう。
しかし待って欲しい、ブルーと言えば青、戦隊シリーズでいうと端の方にいるやつだ。
僕のイチオシは断然レッド。
というか名前に「赤」が入っているんだからこいつが主人公に決まっている。
髪型もスーパーサイヤ人時のトランクスみたいでかっこいいし、職業がヒーローというところもカッコいい。
個人的には他のキャラクターは選ばなくていい、ずっとレッドを主人公にして何周も遊んでいた方が絶対いい。
※個人の見解です。
独特な世界観
サガフロンティアの世界には人間、ロボット、話ができるモンスター、妖魔という4つの種族が存在し、リージョンと呼ばれる空間(惑星?)でそれぞれ生活を送っている。
ちなみにリージョン間を移動するには「リージョンシップ」に乗らなければいけない。
説明するのがすごく難しいが、リージョンシップを使って別空間に移動すると考えてもらっていい。
個人的に好きなリージョンは「クーロン」。FFⅦのミッドガルのような雑多な雰囲気がたまらない。
後は「シュライク」のノンビリした雰囲気も好き。だけどシュライクの近くにある生命科学研究所は闇が深すぎて怖い。
このリージョン間の移動は子供ながらにすごく新鮮でワクワクしたのを覚えている。
ドラえもんでいうとタイムワープして別空間に行っている感じ。男性の方なら分かってもらえると思う。
「連携」を駆使して戦う戦闘システム
サガフロは敵シンボルとぶつかることで戦闘シーンへ切り替わる。
そしてパーティメンバーは最大15名まで。正直全員使うことはほとんどないが、16人目は戦闘に参加できないので使いたいキャラがいる場合は事前にチェックしておいた方がいい。
後、サガフロの戦闘システムの醍醐味は何といっても「連携」。
各々のキャラクターが繰り出す技や術が組み合わさって、個別に攻撃したときよりも大きいダメージが与えられる。
個人的に好きなのは「生命波動」「雲身払車剣」「羅刹生」「跳弾」「タイガーランページ」が組み合わさった「雲身払車生命跳弾羅刹ランページ」。
もはやめちゃくちゃな技名だが、サガフロンティアには組み合わせ次第で色々な連携が楽しめるのだ。
主人公を簡単に紹介
この記事をここまで読んでくれた方には分かってもらえてると思うが、僕はサガフロンティアのレッドが大好き。
「でも他のキャラでも遊んでみたいよ~」という困ったさんのために、各キャラクターの特徴を簡単に紹介していく。
あくまで個人の見解なので、多少の毒舌などは許してほしい。
ブルー
魔術王国マジックキングダム出身の魔術師。双子で生まれたがために、キングダムの掟「より優秀な魔術師となるため、兄弟のルージュを殺さなければならない」という使命を与えられる。
レッド編でちょっと登場する以外、他のキャラクターのシナリオには一切出ないキャラ。
物語終盤で実際にルージュと一対一で戦うことになるが、負けたらなんとルージュが主人公となって物語がそのまま進んでいく。
正直よっぽどのことがなければ負けないため、ルージュが主人公になった時のエンディングを見たことがない。
また、ブルー編のラストはかなり衝撃的な終わり方をするのでぜひプレイしてみて欲しい。
レッド
レッドのストーリーは、みんな大好き「ヒーローもの」。
悪の組織「ブラッククロス」に襲撃されて拉致された研究者の父、そして母と妹。
その際に瀕死の重傷を負ったレッドは謎のヒーロー「アルカール」に救われ、変身ヒーロー「アルカイザー」となることで一命をとりとめる。
リージョンシップキグナスの見習い機関士として従事する傍ら、ブラッククロスを追っていくというのが大まかなストーリー。
リージョン間を自由に行き来できるサガフロンティアの中でも道筋が定められているため、他のキャラよりも自由度が高くない代わりにほとんど迷うことなく物語を進められる。
そしてレッドは特定の条件を満たすことでヒーロー「アルカイザー」に変身できるのだ。
ヒーローは自分の正体を知られてはいけないので、仲間が状態異常または全員気絶している時に限って変身できる。
ただし、人ではなく口も堅いロボに限ってはこの限りではない。
ヒーローになるとステータスがアップするばかりか、「戦え!アルカイザー」というBGMが流れるのでめちゃくちゃテンションが上がる。
中世の雰囲気を残しつつも近代的な文明が融合するサガフロンティアの世界にあって、「ヒーロー」という発想が何とも良い。
レッド編でしか仲間にできないキャラクターもいるので、ぜひ何周もして楽しんで欲しいと思っている。
特にブラッククロスの四天王の一人「メタルブラック」は敵ながらかなり良いキャラをしている。
メタルブラックは二回目の戦闘で「メタルアルカイザー」となって現れるが、その時のBGMも最高。
僕はリアルタイムでプレイした時、毎日この曲を頭の中で流しながら自分がアルカイザーになった妄想をしていた。
今思うとすごく恥ずかしい。
ちなみにレッドは他のキャラクターのシナリオでは一切登場しない。
だからみんな絶対一度はレッドでプレイするんだ。
いや、もうレッドだけでもいいからやった方がいいと思う。
エミリア
金髪でスタイルのいいお姉ちゃん。
何か警察組織のIRPOみたいな組織にいる彼氏が殺されて、その容疑者として逮捕されて脱獄してみたいな話だったような気がする。
ちなみにエミリアが主人公のストーリーではメカが仲間にできない。
アセルス
人間と妖魔の血が混ざった半妖魔の女の子。
すごく設定が難しくて、当時なかなかストーリーが理解できなかった。
確かエンディングが3通りくらいある。
T260G
リージョン破壊兵器「RB3」を破壊するために開発されたメカ。
かつてはシップとして活動していたが、大規模な戦闘の末にRB3に敗れて墜落。
リージョン「ロボ」の郊外でコアを掘り起こされ、ありあわせのパーツで二足歩行のロボとして造られる。
だが自分自身の大事な任務を忘れており、それを思い出すために旅に出る。
個人的には7人の中でクリアまでに一番時間がかかったキャラ。
ラスボスのBGMはサガフロの中で一番好き。
ラスボス戦での演出は一見の価値あり。
クーン
モンスターの子供。故郷であるリージョン「マーグメル」の崩壊を食い止めていた指輪の兄弟を集めるために旅に出る。
大変申し訳ないが、あんまりストーリーが思い出せない。
リュート
「25歳のニート大冒険!」という感じ。
メインシナリオが短いため、いきなりラスボスに挑んでもいい。というか別にどうでもいい。
解体新書片手にプレイするのが至高
ネット社会となった昨今、ゲームをプレイする前に攻略サイトを見に行く人も多いだろう。
だが、当時の少年たちはファミ通や友達の情報を元に、手探りながらもストーリーを進めていたのだ。
このゲームは自由度が高い分「どこに行ったらいいか分からない」ということにもなりかねない。
そんな時に皆さんの味方になってくれるのが「解体新書」と「裏解体新書」。
どちらもかなりのボリュームで読み応えがあるのはもちろん、各キャラの特徴やストーリの進め方など情報も充実している。
サガフロンティアをプレイする際、この2冊を置いておけば100倍楽しめること間違いなしだ。
サガフロンティアの購入方法
サガフロンティアの購入方法は以下の3つ。
プレイステーションソフトとして購入する
自宅にPSがあり、かつ起動できる状態であればPSソフトとして買うのもあり。
その際はメモリーカードの容量チェックも忘れずに。
PS Storeで購入する
PS Storeのアカウントを持っているのであれば、ここからダウンロードするのがおすすめ。
価格も比較的良心的。
https://store.playstation.com/ja-jp/latest
PSクラシックを購入する
「家にPSがない」
「PSアーカイブスを使える端末がない」
「夢も希望もない」
そんな方は最近発売したPSクラシックもぜひ検討してみてほしい。
PSクラシックにはサガフロンティアの他にアークザラッドやバイオハザード、鉄拳3など30代以上の大人をワクワクさせるソフトが収録されている。
これを買えば年末年始はもちろん、大型連休は家から一歩も出ずに充実した時間を過ごすことができるのだ。
まとめ
PSクラシックにサガフロンティアが収録されているという話を聞き、居ても立っても居られなくなりこの記事を書きました。
とにかくこの時代のスクウェアは最高。
ぜひサガフロンティアの世界観と飽きの来ない戦闘システムを堪能してみてください。
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