「I Was Born To Love You」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」「Don’t Stop Me Now」など、日本人にも馴染みのある楽曲が多いQUEEN。
耳にすれば思わず心が躍るような名曲を送り出してきたQUEENのヴォーカル「フレディ・マーキュリー」の生き様を映し出した映画、それが今回ご紹介する「ボヘミアン・ラプソディ」です。
日本でも爆発的な人気があった彼らがスターダムへ駆け上がるまでの道のり、そして成功の裏にあった影の部分も描かれたこの映画は本当に名作だと思います。
正直、洋楽をほとんど聴かない僕はQUEENのことをよく知りませんでした。
しかし、この映画を観たことでフレディ・マーキュリーという人物がいかに偉大な人物だったか、また唯一無二の存在だったかを思い知らされた気がします。
この映画をスクリーンで観たいがために、妻を何回も誘いました(一人で映画館に行けない小心者です)。
半ば無理やり連れて行った形にはなったのですが、映画を観終わった後、「感動した」「観て良かった」と言ってくれました。
映画や音楽にあまり興味のない人をも惹きつける、それがQUEENの魅力でもあり、この作品のすごさなんだと思います。
まずは予告編をどうぞ↓↓
物語のあらすじ
「ボヘミアン・ラプソディ」は世界的人気バンド「クイーン」のボーカルフレディ・マーキュリーのことを描いた伝記ドラマ。
映画ではバンドの結成から「ウィ・ウィル・ロック・ユー」「ボヘミアン・ラプソディ」などの名曲誕生の瞬間、そして1985年に行われた「ライヴエイド」のパフォーマンスまでが描かれています。
生い立ちや自身の特徴にコンプレックスを抱いていた青年フレディ。
そんな彼がバンドとしての成功を収めながらも様々なことに悩み、衝突し、そしてライヴ・エイドのパフォーマンスに至ったのか…。
彼のことを知っている人も知らない人も、誰もが物語に引き込まれ、余韻に浸ること間違いなしです。
当時の時代背景を知ることができるのはもちろん、所々で出てくるフレディが飼っている猫にも癒されます。
ライヴ・エイドで猫のために自宅のテレビをつけっぱなしにしてあげてるのもいいですね。
上映時間は135分と長いですが、体感としてはあっという間に過ぎ去っていきます。
一度は耳にしたことがある楽曲が大音量で聴けるのは非常に心地良いですし、思わず手拍子したくなってしまいます。
グラムロック?オペラ?音楽のジャンルなんて知らん知らん!
とにかく音楽に興味がない人も一回観に行けばほぼ確実にファンになると思いますよ。
再現度がハンパない
この作品、人物の作り込みやライブの再現度が本当にすごいです。
フレディ役のレミ・マレックはまるで本人が乗り移ったかのような雰囲気を醸し出しています。ただ出っ歯はちょいやり過ぎな気が…w
また、ギターのブライアン・メイとジョン・ディーコンに至ってはほぼクローンと言っても過言ではないぐらい一緒です。
映画観た後にYouTube見てマジで驚きました。
ドラムのロジャー・テイラーはあんまり似てませんでしたが、演奏中の雰囲気は良かったと思います。個人的にはロジャー本人の方がイケメンかなーと思います。
ぜひ映画館で鑑賞してほしい
最後の21分「ライヴ・エイド」のシーンはまさに鳥肌もの。
当時の音源をそのまま利用しているそうで、爽快な気分が味わえます。
僕は映画であまり泣いたことがないのですが、ボヘミアン・ラプソディを歌うシーンでは危うく涙がこぼれそうなぐらい感動しました。
というか、土曜日に一人で観に来ていた隣のお姉さんが泣きすぎててこっちの涙が止まりましたw
若い世代でも充分に楽しめる作品
QUEENが活動していたのは1970年代前半~1991年。
リアルタイムで聴いていた方たちが本当に羨ましいなと感じています。
伝説のライヴ・エイドでの演奏が1985年。
僕はまだ生まれていませんが、自分が誕生する前にこんなに魅力的なバンドが輝いていたのかと思うと不思議な気持ちになりますね。
ではリアルタイムでファンだった人たちしか楽しめない映画かと言うと、全く違います。
古くから彼らを知っている人はもっと好きになるだろうし、逆にあまり知らなかった人はフレディをはじめとしたメンバーの魅力にハマってしまうと思います。
実際、僕はここ数週間ボヘミアン・ラプソディのサントラしか聴いてませんw
このサントラ、劇中で流れていた楽曲はもちろん、最後のライヴ・エイドの音源も入ってるんですよ。
観客の歓声、そしてフレディの魂の叫びを聴きながら通勤できるなんて最高ですね。
おかげで毎日苦痛だった通勤電車の時間も「QUEENが聴ける」という楽しみに変わりました。
最近ではスマホで歌詞の和訳を見ながら聴いてます。
往年のファンからは辛口の評価も
称賛が多い一方で、「フレディがエイズを宣告されたのは1985年より後」「恋人のジム・ハットンがあんなチョイ役なのはおかしい」など、ネットでは辛口のコメントも見られます。
確かに昔からQUEENを知っている人たちからしたら、事実と異なる描写に違和感を覚えるかもしれません。
でも、映画はあくまでフィクション。
むしろここまでのクオリティで彼らの“味”を表現できたことがすごいと僕は思っていますよ!
まとめ
文句なしでオススメできる作品です。
とにかくラスト21分のライブシーンだけでもお金を払って観る価値あり!
僕は今回通常のスクリーンで観たのですが、上映が終わってしまう前に4DXで観たいと思います。
そして映画を観終わった後はサントラを買いましょう。
ぜひ、この素晴らしい作品を上映終了前に観に行ってください。
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