トラックボールマウスの使い方を初心者向けに解説します

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トラックボールマウスの使い方

突然ですが、僕はトラックボールマウスを使い出してから悩まされていた腱鞘炎が解消し、今では普通のマウスには戻れない生活を送っています。

トラックボールマウスは従来のマウスとは操作方法が異なり、手首や腕の負担を軽減できる便利なツールです。しかし、初めて使う方にとっては慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。

この記事では、トラックボールマウスの基本から応用まで、初心者の方でも理解しやすいように解説します。快適なPC操作を実現するためのヒントも盛り込んでいますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

トラックボールマウスとは?基本と種類を知ろう

トラックボールマウスは、指でボールを回転させてカーソルを動かす入力デバイスです。通常のマウスとは異なり、デバイス自体を動かす必要がないため、限られたスペースでも快適に操作できます。2ちゃんねるの創設者でゆうめいなひろゆきさんも、トラックボールマウスを推奨していますよね。

デスクワークの多い方や、手首に負担を感じている方にとって、画期的な選択肢となるでしょう。

ちなみに僕が使用しているトラックボールマウスは↓↓です。

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トラックボールマウスの仕組みと特徴

トラックボールマウスは、本体に埋め込まれたボールを回転させることでカーソルを操作します。ボールの動きをセンサーが検知してカーソル移動に変換します。従来のマウスと最も異なる点は、マウス自体を動かさないことです。

特徴としては以下が挙げられます。

  • 手首や腕を大きく動かす必要がなく、腱鞘炎などのリスクを軽減できる
  • マウスパッドが不要で、狭いスペースでも使用可能

場所を選ばないので、外出先や出張先でも気軽に使えるのがトラックボールマウスマウスの特徴です。

トラックボールマウスの種類:据え置き型とフィンガー型

トラックボールマウスには主に2つのタイプがあります。ちなみに僕が使用しているのは据え置き型です。

  1. 据え置き型(親指操作型):大きめのボールが親指側に配置されており、親指でボールを操作します。手のひら全体でマウスを包み込むように使用するため、安定感があります。
  2. フィンガー型(指操作型):上部中央に比較的小さめのボールがあり、人差し指や中指で操作します。従来のマウスと似た持ち方ができるため、初心者でも比較的導入しやすいでしょう。

トラックボールマウスのメリット・デメリット

トラックボールマウスには多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットも存在します。

購入前にこれらを理解しておくことで、自分に合った選択ができるでしょう。長時間のPC作業をする方や、特定の作業環境がある方にとって、どのような利点があるのかを見ていきましょう。

メリット1:手首への負担軽減

トラックボールマウスの最大の利点は、手首や腕に与える負担を大幅に軽減できることです。通常のマウスでは腕全体を動かす必要がありますが、トラックボールマウスでは主に指先だけの動きで操作します。

ネットの記事を見ると「親指が痛くなる」という書き込みも見られますが、1年半ほど使っていて親指が痛くなったことはありません。

手首のストレスを感じている方や、マウス操作による腱鞘炎に悩んでいる方にとって、大きな改善となるでしょう。特に長時間のデスクワークを行う方には、健康面で大きなメリットがあります。

メリット2:省スペースでの操作性

トラックボールマウスはデバイス自体を動かす必要がないため、非常に限られたスペースでも快適に使用できます。

  • 狭いデスクでも十分に操作可能
  • マウスパッドが不要なため、作業スペースを有効活用できる

例えば、カフェでの作業や、スペースの限られたオフィス環境でも、ストレスなくPC操作ができるのは大きな魅力です。

メリット3:正確なポインティング

トラックボールマウスは、指の繊細な動きでカーソルを制御できるため、精密な操作が必要な作業に適しています。グラフィックデザインや画像編集など、ピクセル単位の正確さが求められる作業では、この特性が活かされます。

慣れてくると、通常のマウスよりも素早く正確にポインティングができるようになり、作業効率も向上するでしょう。

ただし、人によっては普通のマウスの方が精密な動きをさせやすいこともあります。ここは臨機応変に使い分けても良いと思います。

デメリット1:慣れるまで時間がかかる

トラックボールマウスの最大のデメリットは、初めて使う方にとって操作に慣れるまでに時間がかかることです。長年通常のマウスを使ってきた方は、特に違和感を覚えるかもしれません。

典型的な慣れるまでの期間は約1〜2週間程度です。この間は作業効率が一時的に落ちることを想定しておくと良いでしょう。根気強く使い続けることで、徐々に操作が自然になっていきます。

ちなみに僕はトラックボールマウスが欲しいと思ってから、数カ月間トラックボールマウスを使うイメトレをしていたおかげで半日で使えるようになりました。皆さんもぜひ今からイメトレしてみてください。

デメリット2:携帯性

トラックボールマウスは一般的に通常のマウスより大きく、重量もあるため、持ち運びに適していない場合があります。特に据え置き型は比較的大きなサイズであることが多いです。

ノートパソコンと一緒に頻繁に持ち運ぶ必要がある方は、携帯性を重視したコンパクトなモデルを選ぶか、場合によっては通常のワイヤレスマウスとの使い分けを検討する必要があるかもしれません。

デメリット3:価格

トラックボールマウスは一般的に通常のマウスよりも価格が高めです。エントリーモデルでも5,000円~8,000円程度、高機能なモデルになると10,000円を超えるものもあります。少し前まではロジクールのM575も6,000円台で買えたんですけどね…。

初期投資は大きくなりますが、手首の健康作業効率を考慮すると、長期的には価値のある投資と言えるでしょう。

というか価格以上の価値はあるし、10,000円を出しても買った方が良いと断言できるほど僕はトラックボールマウスに心酔しています。

トラックボールマウスの使い方:基本操作をマスター

トラックボールマウスを効果的に使いこなすためには、基本操作をしっかりとマスターすることが大切です。

慣れないうちは少し違和感を感じるかもしれませんが、正しい使い方を理解すれば、すぐに快適な操作ができるようになります。まずは基本的な操作方法から順に見ていきましょう。

ボールの動かし方:スムーズな操作のコツ

トラックボールマウスの操作で最も重要なのは、ボールの適切な動かし方です。ボールを回転させる際は、指先に力を入れすぎず、軽く触れるようにするとスムーズに操作できます。

効果的な操作のコツ

  • 親指操作型の場合は、親指の腹でボールに触れ、滑らかに動かす
  • 指操作型の場合は、人差し指や中指の指先で軽くボールを転がす

初めは細かい操作が難しく感じるかもしれませんが、少しずつ練習することで精度が向上していきます。前述した通り、1~2週間もあれば問題なくカーソル移動できると思います。

クリックとスクロール:基本操作の確認

クリック操作は通常のマウスと同様ですが、ボール操作と組み合わせる際に最初は戸惑うことがあるかもしれません。左クリック、右クリックのボタン配置を確認し、操作に慣れましょう。

スクロール機能は機種によって異なりますが、多くの場合は専用のスクロールホイールか、特定のボタンとボールの組み合わせで操作します。

個人的にトラックボールマウス初心者はドラッグ&ドロップが鬼門になると思ってます。こちらも1~2週間ぐらいで出来るようになるとは思いますが、コツを掴むまでは普通のマウスを横に置き、慣れるまでは普通のマウスと併用すればいいと思います。

ボタンのカスタマイズ:作業効率を上げる設定

多くのトラックボールマウスでは、ボタンの機能をカスタマイズできます。これにより、よく使う操作を簡単に行えるようになり、作業効率が大幅に向上します。

カスタマイズ例

  • よく使うショートカットキー(コピー、貼り付けなど)の割り当て
  • 特定のアプリケーションを起動するボタンの設定

設定は付属のソフトウェアを使用して行います。自分の作業スタイルに合わせたカスタマイズを試してみましょう。

ちなみに僕はホイールのボタンをEnterにしており、文章を書いている時の改行はホイールを押すだけでできます。

トラックボールマウスが使いにくい?原因と対策

トラックボールマウスを初めて使うと、「思うように操作できない」「使いにくい」と感じることがあります。しかし、多くの場合は適切な設定や練習方法で改善できます。

快適に使いこなせるようになるための対策を紹介します。使いにくさを感じているポイントごとに解決策を見ていきましょう。

操作に慣れない:練習方法と意識すべきポイント

トラックボールマウスに慣れないのは自然なことです。以下の練習方法で徐々に操作に慣れていきましょう。

効果的な練習方法

  • ネットサーフィンなど簡単に操作できることから始めて、徐々に精密な操作が必要な作業に挑戦する
  • ペイントソフトなどを使って、線を引く練習をする

重要なのは焦らず継続して使うことです。どんなに不器用な人でも2週間使い続ければ行けるんじゃないかと思います。

カーソルが思うように動かない:感度調整と設定

カーソルの速度や精度に問題がある場合は、ポインタ速度などの調整が必要かもしれません。

調整方法

  • OSの設定からポインタ速度を調整する
  • 専用ソフトウェアがある場合は、より詳細なDPI設定を行う

特に精密な作業大きな画面移動のバランスが取れるよう、自分に合った設定を見つけることが大切です。

おすすめなのは、最初はポインタの速度を少し落としてみることです。慣れてくればスイスイ動かせるようになりますよ。

ボタンの配置が合わない:カスタマイズで解決

標準設定のボタン配置が使いにくいと感じる場合は、ボタンの機能を入れ替えるなどのカスタマイズが有効です。多くのトラックボールマウスには専用ソフトウェアが付属しており、詳細な設定が可能です。

例えば、左利きの方は左右ボタンを入れ替えたり、よく使う機能を使いやすい位置のボタンに割り当てたりすることで、操作性が大幅に向上します。左利き用のトラックボールマウスって意外と少ないですからね…。

トラックボールマウスを使いこなすためのコツ

トラックボールマウスを最大限に活用するには、正しい使い方と適切な環境設定が重要です。長時間快適に使うためのコツや、使いこなすためのポイントをご紹介します。

正しい姿勢とマウスの持ち方

トラックボールマウスを使う際の姿勢と持ち方は、快適さと効率に大きく影響します。正しい使い方を意識しましょう。

適切な姿勢のポイント

  • 肘が90度程度になるよう椅子の高さを調整する
  • 手首が自然な角度で、力みがない状態を保つ

親指操作型の場合は、手のひら全体でマウスを包み込み、親指をボールに自然に添えます。指操作型では、軽く手を乗せ、人差し指または中指をボールの上に置きます。

長時間作業でも疲れにくい環境作り

トラックボールマウスを使っても、長時間の作業では疲労が蓄積します。疲れにくい環境を整えましょう。

  • リストレスト(手首用クッション)を使用して手首への負担を軽減
  • 定期的に休憩を取り、軽いストレッチを行う

特に長時間の集中作業では、30分に1回程度は目と手を休めることで、パフォーマンスの低下を防げます。いつも通っている整骨院の先生によると、デスクワークをしている人は定期的に背伸びや深呼吸をするのが良いらしいです(何が?)。

定期的なメンテナンスで快適な操作を維持

トラックボールマウスのパフォーマンスを維持するには、定期的なメンテナンスが欠かせません。特にボールとその接触面のクリーニングは重要です。

メンテナンス方法

  • ボールを取り外し、ボールと接触面の埃や皮脂を清掃する
  • 柔らかい布や綿棒でセンサー部分を優しく拭く

ネットでは「1ヵ月に1回」みたいな書き込みもありますが、1日中使うんだったら2日に1回はやった方がいいですね。使い続けてたらカーソルの動きが鈍くなってくるのが分かってきます。

おすすめのトラックボールマウス紹介

トラックボールマウスには様々なモデルがあり、用途や好みに合わせて選ぶことが大切です。

ここでは、初心者の方から上級者まで、それぞれのニーズに合ったおすすめモデルをご紹介します。自分の使用環境や予算に合わせて、最適なトラックボールマウスを見つける参考にしてください。

初心者向け:使いやすいエントリーモデル

トラックボールマウスを初めて使う方には、操作がシンプルで学習コストが低いモデルがおすすめです。

初心者におすすめの特徴:

  • 標準的なボタン配置で違和感が少ないもの
  • 価格が手頃(5,000円~8,000程度)なもの

例えば、ロジクールのM575やケンジントンのOrbit Opticalなどは、初心者でも扱いやすい設計になっています。慣れるまでの期間を考慮し、あまり高価なものから始めるよりも、まずは基本機能が充実したエントリーモデルから試すと良いでしょう。

ちなみに僕はロジクールのM575が愛機です。2023年の10月に購入し、今でも現役バリバリです。

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作業効率重視:多機能ハイエンドモデル

より効率的な作業を求める方や、トラックボールマウスに慣れてきた方には、カスタマイズ性の高い多機能モデルがおすすめです。

効率重視モデルの特徴:

  • 多数のプログラマブルボタンを搭載
  • 高精度センサーによる正確な操作感

エレコムのHUGE TrackballやロジクールのMX ERGOなどは、プロフェッショナルな作業に適した高機能モデルです。価格は高めですが、作業効率の向上を考えると長期的にはコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。

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僕もいつかはハイエンドモデルを購入したいですが、ロジクールのM575が使いやすすぎて浮気できずにいます。

腱鞘炎対策:エルゴノミクスデザインモデル

手首や腕の負担軽減を最優先する方には、人間工学に基づいたエルゴノミクスデザインのモデルがおすすめです。

エルゴノミクスモデルの特徴

  • 手首が自然な角度になる設計
  • 長時間使用しても疲れにくい形状

全j津したロジクールのMX ERGOは、手首の健康に配慮したデザインが特徴です。特に腱鞘炎に悩んでいる方や、予防を重視する方にとって理想的な選択肢となるでしょう。

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ちなみに僕は2020年ごろにエルゴノミクスのマウスを使って腱鞘炎をやわらげた実績があります。もし酷い腱鞘炎で悩んでいる場合はエルゴノミクスデザインモデルを買ってみてもいいかも知れません。

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まとめ:トラックボールマウスで快適なPCライフを

トラックボールマウスは、従来のマウスとは異なる操作感ですが、慣れれば手首への負担軽減や作業効率の向上など、多くのメリットを享受できます。初めは使いにくさを感じるかもしれませんが、根気よく使い続けることで、その価値を実感できるでしょう。

特に長時間のデスクワーク精密な操作が必要な作業をされる方には、大きな助けとなります。自分の用途や予算に合わせて適切なモデルを選び、正しい姿勢と使い方を意識することで、快適なPC操作環境を構築してください。

さらに、定期的なメンテナンスを行うことで、長期間にわたって良好なパフォーマンスを維持できます。手首の健康を守りながら、効率的な作業を実現するトラックボールマウスを、ぜひ日常のPC作業に取り入れてみてはいかがでしょうか?

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